車選びにおいて、燃費は維持費用がどのくらいかかるかを" />

セレナの燃費は悪い?実燃費やオーナーの評判から徹底解説!

セレナの燃費は悪い?実燃費やオーナーの評判から徹底解説!

車選びにおいて、燃費は維持費用がどのくらいかかるかを判断するために重視したいポイントです。

ファミリーカーとしてミニバン車種を探しているなら、レジャーやアウトドアでどのくらい燃料費がかかるのか、普段の走行でどれくらいコストがかかるのか気になるでしょう。日産から販売されているセレナは、2年連続でミニバン販売台数No1を達成していますが、燃費性能は高いのか、それとも低いのでしょうか?

今回は日産 セレナの燃費性能について、カタログ燃費や実燃費、燃費に関する評判などを詳しくご紹介します。燃費を向上する方法も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

セレナってどんな車?

セレナは、日産が製造・販売されているミニバンです。

セレナ e-POWERは、2018年・2019年の2年連続ミニバン販売台数No1を獲得しているだけでなく、予防安全性能評価で大賞を最高ランク満点で受賞しています。

ファミリー層をターゲットにしており、家族全員が乗車しても快適に過ごせる居住性が特徴です。車内に広々としたスペースが確保されていることはもちろん、乗車人数やシーンに合わせて切り替えられる多彩なシートアレンジ、シート間のゆとり、大容量の荷室などによって、快適で使い勝手の良い空間と機能性を実現しました。

乗り降りや荷物の積み下ろしをスムーズにするために、足を近づけるだけでドアを開けられるハンズフリーオートスライドドア、バッグドアの上部が独立して開くデュアルバックドアなども搭載しています。

安全性でも高い評価を受けているセレナには、プロパイロットやインテリジェントアラウンドビューモニター、インテリジェントルームミラーなどの安全装備も充実しており、安全運転を実現し、ドライバーや同乗者の安全を力強く守ってくれます。

セレナの燃料タンクの仕様

セレナには、ハイブリッドグレード、電気を活用したe-POWERモデルがあり、どちらもレギュラーガソリンを使用して動力を得ています。燃料タンクの容量は約55Lとなっており、レギュラーガソリン以外のハイオクガソリンや軽油を補給することはできません。

燃料タンク内のガソリンが少なくなると、アドバンスドドライブアシストディスプレイにおいて警告が表示される仕様になっています。

セレナの乗り心地について

セレナの乗り心地は、特にe-POWERにおいて、100%モータードライブという特徴を生かして快適な乗り心地になっています。

電気自動車のようななめらかで力強い走りを実現し、アクセルペダルをすぐさま車が呼応し、他の2.0Lミニバンと比較しても伸びやかな加速を楽しむことが可能です。

また、モータードライブによって、車内に響く音が最小限に抑えられています。車速に応じたエンジン回転制御によって騒音に配慮されているだけでなく、ボディに施した防音対策によっても風切り音やタイヤの転がり音などをカットし、ドライブしているとは思えない静かな車内を実現しました。家族で会話を楽しんだり、ドライブで音楽を聴いたりするなど、快適で楽しいドライブを叶えてくれます。

さらに、e-POWERには、e-POWER Driveという機能も搭載されており、市街走行において、ブレーキペダルを踏まずに減速・停止が可能です。ブレーキペダルの操作を最小限に抑えられるので、ドライブの疲れを軽減してくれるでしょう。

セレナのカタログ燃費を紹介

メーカーでは、燃費性能の目安となるカタログ燃費をホームページやWEBカタログ、カタログなどで公開しています。

セレナには、ハイブリッドモデルとe-POWERモデルがあり、カタログ燃費が異なります。なお、スポーティモデルである「AUTECH」はグレードがいくつかありますが、セレナXVまたはセレナ e-POWER ハイウェイスターVをベースにしているので、ベース車と同じカタログ燃費です。

カタログ燃費とガソリン代の目安を下記の表にまとめましたので確認してみてください。

グレード燃料消費率
(WLTCモード)
ガソリン代
X、XV、G、ハイウェイスター、ハイウェイスターV、ハイウェイスターG、AUTECH、AUTECH SPORTS SPEC

13.2km/L91,893円
e-POWER X、e-POWER XV、e-POWER G、e-POWER ハイウェイスター、e-POWER ハイウェイスターV、e-POWER AUTECH、e-POWER AUTECH SPORTS SPEC

18.0km/L67,388円
e-POWER ハイウェイスターG

17.2km/L70,523円

※参考:日産 セレナ 公式サイト
※年間走行距離は10000kmと仮定
※ガソリン単価は2020年11月3日現在 レギュラーガソリン121.3円

カタログ燃費は、それぞれハイブリッドモデル13.2km/L、e-POWERモデル17.2~18.0km/Lです。

同じミニバンの燃費性能をe燃費で高い順に見ていくと、トヨタ シエンタ22.8km/L、ホンダ フリード19.8~20.8km/L、ホンダ ステップワゴン20.0km/Lがトップ3であり、ハイブリッドモデルはトップクラスから離されていることがわかります。

セレナの実燃費例を紹介

e燃費では、実燃費例も集計・公開しています。ハイブリッドモデルとe-POWERモデルそれぞれの実燃費を確認していきましょう。

グレード燃料消費率ガソリン代
X、G、ライダー

8.61~10.61km/L114,326~140,882円
ハイウェイスター、ハイウェイスターV、ハイウェイスタープロパイロットエディション

10.41~10.82km/L112,107~116,522円
e-POWER ハイウェイスター、e-POWER ハイウェイスターV、e-POWER ハイウェイスターG

15.83km/L76,626円
e-POWER X、e-POWER XV、e-POWER G

16.96km/L71,521円

※参考:e燃費
※年間走行距離は10000kmと仮定
※ガソリン単価は2020年11月3日現在 レギュラーガソリン121.3円

ハイブリッドモデルは8.61~10.82km/L、e-POWERモデルは15.83~16.96km/Lといった実燃費になっています。

実燃費は運転の仕方や路面状況などに影響されるので、必ずご紹介した数値になるとは限りませんが、カタログ燃費からどのグレードも落ちていることがわかります。

e燃費のミニバン実燃費ランキングでは、e-POWERモデルは第7位にランクインしているものの、ハイブリッドモデルは第28位となっており、少々物足りない実燃費といえるでしょう。

セレナの燃費に関する口コミ・評判まとめ

セレナの燃費が良いのか、物足りないのかを判断するには、セレナに実際乗っているオーナーの口コミ・評判が参考になるでしょう。

良い口コミ・評判とイマイチな口コミ・評判をいくつかピックアップし、どのような評判があるのかご紹介します。

セレナの燃費に関する良い口コミ・評判

主な良い口コミ・評判として、3つの声をピックアップしましたのでチェックしてみましょう。

  • 乗り方でかなり左右されます。気候の穏やかな時にのんびり走ると25km/Lは確実に超え、32km/Lとかいきます。ですが寒い時や暑い時エアコンを使ってしまうと15km/L。これでも以前乗っていた車の倍ぐらいの数値なのでそこまで気になりません
  • 燃費は、今まで乗った車の中で一番満足。通勤がメインですが、バイクより燃費が良く快適です。
  • 前車(トヨタ ブレイド マスターG V6 3.5L)がハイオク8~9km/lに対してこちらがレギュラー16~17km/lとほぼ倍!

※参考:みんカラ

e-POWERモデルのセレナに乗っているオーナーを中心に、燃費に満足している声が多く見受けられました。

カタログ燃費以上の実燃費を記録しているオーナーも多く、燃費の満足度は高いといえるでしょう。前車と比較している声も複数あり、乗り換えによって燃費の良さを実感しているオーナーも多いです。

セレナの燃費に関するイマイチな口コミ・評判

良い口コミ・評判だけでなく、イマイチな口コミ・評判もいくつか見受けられましたので合わせて確認していきましょう。

  • ほぼエアコン使用で片道7キロ程度の通勤では17km/l程度、同じくエアコン使用の高速道路では16km/lとどちらも悪くはないですが、高速で燃費が伸びないのはやはり少し滑稽です。
  • 高速道路は100Km出してなくても16Km/Lいかない、高速道路がメインの旅行用なので少し不満。
  • 燃費はカタログ値よりかなり低く残念です、平均17km/L位でしょうか、エアコンを使用すると13~14km/h位とグッと落ちるので、我が家は出来るだけエアコンは我慢です(笑)また、高速道路はめちゃくちゃ燃費落ちます・・・

※参考:みんカラ

イマイチな口コミ・評判で目立ったのが、高速走行時の燃費についての不満です。

モータードライブによる加速や乗り心地を前述しましたが、燃費は高速走行で伸び悩んでいるオーナーが多く存在します。レジャーやアウトドア、ロングドライブなどで高速道路の頻度が多くなる方にとっては燃費には不安があるでしょう。

セレナの燃費を向上させて乗る方法

口コミにあったように高速走行で燃費が落ちる以外にも、セレナの燃費が悪化する原因はあります。

セレナに長く乗っている場合には、エンジンの不具合やセンサー類の故障なども原因になりますが、日常的に燃費が悪化する原因として運転の仕方や荷物の量が影響します。急発進・急停止やゆっくり過ぎる走行は無駄に燃料を消費してしまい、荷物の積みすぎも無駄なエネルギーを使う要因です。

セレナの燃費を向上させて乗るためには、急発進・急停止が起きないように丁寧にアクセス操作を行い、適切な速度で走行するようにしましょう。必要のない荷物を積んでいる場合は、軽量化を心がけて荷物を最小限にすると燃費向上につながります。

また、タイヤの空気圧が足りていない場合にも燃費が悪化しやすいので、定期的に空気圧をチェックし、適切な空気圧に保ちましょう。

セレナにお得に乗るならカーリースがおすすめ!

セレナの燃費については良い評判・口コミが多く、カタログ燃費・実燃費ともに比較的高いe-POWERモデルは気になっている方が多いのではないでしょうか?ただ、セレナは300~400万円ほどの価格設定となっているので、購入に踏み切れない方もいらっしゃるはずです。

そこでおすすめしたいのが「カーリース」です。カーリースを活用すれば、セレナにお得に乗ることができます。カーリースは月々定額の料金で車を利用でき、ボーナス払いや頭金が必要ないシンプルな料金体系です。

リース料には、税金や保険料なども含まれているので、維持費用を心配する必要もありません。カーリース会社によっては、メンテナンスプラン・パックが用意されている場合もあり、手間や費用をおさえて車をいつも安全な状態に保つことができます。

リース契約終了後は基本的に返却となりますが、乗り換えや購入、契約終了など選択肢が設けているカーリース会社もあるので、ライフスタイルや車の利用頻度などに合わせて、最適なカーリースでセレナを利用してみましょう。

まとめ

今回は、セレナの燃費について詳しく解説しました。

セレナのカタログ燃費はハイブリッドモデル13.2km/L、e-POWERモデル17.2~18.0km/L、実燃費はハイブリッドモデル8.61~10.82km/L、e-POWERモデル15.83~16.96km/Lとなっています。燃費に関する口コミ・評判は良い声が多いものの、高速走行での燃費は物足りなく感じている声がいくつか見られました。

燃費が悪くなるのは必ずしも車の性能だけが原因ではなく、運転の仕方や荷物の積載量などにも影響されるので、丁寧な運転や軽量化などによって燃費向上を心がけましょう。セレナの燃費を詳しく理解し、購入やカーリースの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者

carbest編集部
carbest編集部