一人暮らしでも車は持てる?収入別の目安とおすすめの購入方法とは?

一人暮らしでも車は持てる?収入別の目安とおすすめの購入方法とは?

一人暮らしを始めたばかりの学生や社会人の方は、生活費にどのくらいかかるのか、どのくらいの収入があれば余裕を持った暮らしができるのかなど、不安なことが多いことでしょう。

一人暮らしをしている人のなかには「車を持ちたいけど、維持費が大変そう」と、費用面から車の購入に踏み切れないという人もいるのではないでしょうか。

今回は、収入に不安のある一人暮らしの人が車を選ぶときのポイントや、おすすめの車の購入方法などについて詳しく解説していきます。

一人暮らしで車は持てるのか?

結論から言えば、一人暮らしでも車を持つことは可能です。

ただし一人暮らしで自由にお金が使えるとはいえ、余裕を持った生活をしていくためにも自分の収入に見合った車を持つことが大前提だと言えるでしょう。

「一人暮らしの生活費はどのくらいかかるのか?」「車を所有すると毎月どの程度の維持費がかかるのか?」といった点に着目して、一人暮らしの人が車を購入する際に注意すべきポイントについて、事前にチェックしておきましょう。

一人暮らしの生活費はどのくらい?

一般的に一人暮らしの生活費にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

総務省の統計データの中から、生活に必須となる項目をピックアップして以下に記載しました。住む地域やライフスタイルなどによってもかかる費用には個人差がありますが、ぜひ参考にしてみてください。

費用金額
家賃・住居費平均:30,601円/月
食費(外食費含む)平均:39,564円/月
水道・光熱費平均:10,578円/月
通信費平均:8,609円/月
交通費・雑費平均:25,218円/月

総務省(総務省統計局「2020年度全国家計実態調査(単身世帯)」)のデータによると、単身世帯の1カ月あたりの平均収入が「369,208円」(ボーナスも含んだ平均額)、平均支出は「236,410円/月」でした。

しかしこれは全年齢の平均値なので、特に若い世代はもう少し切り詰めた生活を余儀なくされる人が多いでしょう。(参考:大卒の初任給 平均210,200円令和元年 厚生労働省統計より)

またここに挙げた費用以外に、「日用品費」「医療費」「被服費」なども必要になります。

収入がそれなりに安定していれば多少贅沢しても余裕が出てきそうですが、「収入に不安がある」という人は、できるところからうまく節約しながら、毎月の生活費を無理なく捻出できると良いですね。

車の維持費はいくら必要?

次に、車の維持費についてチェックしていきましょう。

基本的にかかる維持費は「ガソリン代」「自動車税」「車検費用」「任意保険」「駐車場代」「メンテナンス費用」などです。

以下、ソニー損保による「2020年全国カーライフ実態調査」の結果をもとに、維持費について詳しく見ていきましょう。

出典:ソニー損保「2020年全国カーライフ実態調査」

調査の結果によると、1カ月あたりの車の維持費は「平均10,900円」と発表されています。

これは「保険料」「ガソリン代」「駐車場代」「メンテナンス費用」の平均値で、税金や車検費用は含まれておりません。

次に毎年5月に支払い義務のある「自動車税」に関して、2019年10月1日以降に登録した乗用車の自動車税を一覧にまとめました。

排気量年額
1000㏄以下25,000円
1000㏄超~1500㏄以下30,500円
1500㏄超~2000㏄以下36,000円
2000㏄超~2500㏄以下43,500円
2500㏄超~3000㏄以下50,000円
3000㏄超~3500㏄以下57,000円
3500㏄超~4000㏄以下65,500円
4000㏄超~4500㏄以下75,500円
4500㏄超~6000㏄以下87,000円
6000㏄超110,000円

※2019年10月1日以前に登録した車に関しては税率が異なります。

自分が購入したい車はどのクラスの排気量で、毎年5月にいくら支払う必要があるのか事前にチェックしておくと慌てずに済むでしょう。

車検費用も車によって変動しますが、法定費用として「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代」の3つがあり、これだけで軽自動車でも3万円前後かかります。そこに車検基本料金や点検費用、整備費用などが別途かかるため、およそ「5万円~10万円以上」の費用を想定しておくと良いでしょう。

ディーラーかガソリンスタンドか、民間の整備工場かなど、車検をお願いする場所によっても費用に違いがあるため、車検費用を抑えるにはいくつか見積もりを出してもらうのもおすすめです。

一人暮らしの人が車を選ぶときのポイント

ここまでで「一人暮らしにかかる生活費」と「車の維持費」について詳しく見てきました。

これらを踏まえた上で、一人暮らしの人が車を選ぶときに気を付けるべき2つのポイントについて見ていきましょう。

1.収入と車にかかる費用の割合はどうか

毎月の手取り収入と車の維持にかかる費用の目安が「手取り収入の4分の1程度」と言われています。

車を購入する際には生活を圧迫しないよう、毎月車にかかる費用(ローン返済費や維持費)と収入とのバランスが保てるかどうかの試算をしておくと良いでしょう。

2.ローンを組めそうかどうか

多くの場合、車の購入にはカーローンを使用すると思いますが、ローンには審査があります。

年収がまだ低いうちはローンに通過しにくいかもしれませんが、預貯金に余裕があれば頭金を出すというのも一つの手です。

しかし頭金を捻出することで生活を圧迫してしまうことのないように、あらかじめ資産計画を立てておくことをおすすめします。

一人暮らしで車を持つメリット、デメリット

続いて、一人暮らしで車を持つメリット・デメリットについてお話していきます。

一人暮らしで車を持つメリット

  • 移動範囲が広がる
  • 買い物がラクになる
  • 移動時間の短縮になる
  • 24時間好きなときに車を出せる
  • 気軽にドライブに行くことができる

 

一人暮らしの良いところは、一人の時間を自由に使えることにあります。

車は、一人暮らしの魅力をより引き出してくれるアイテムのひとつだと言えるでしょう。

レンタカーなどと違って自己所有にすれば、24時間いつでも自分の好きなときに車に乗ることができるので、通勤・通学、買い物、送迎、ドライブなどさまざまなシーンで役に立ちます。

一人暮らしで車を持つデメリット

  • 維持費がかかる
  • 生活環境の変化で不要になる可能性がある

収入が安定しないうちはローン返済に加え、ガソリン代や駐車場代、任意保険や車検費用などの維持費を捻出するのが厳しくなることも考えられます。

また、単身の人は転勤や転職など、予期せぬライフスタイルの変化により車が不要となったり、乗り換えを余儀なくされたりする可能性もあります。

そのため、一人暮らしの人が「新車を購入して、長い間同じ車に乗り続ける」というのは、あまり現実的とは言えないでしょう。

車の購入に充てることのできる予算目安を紹介

一般的に、「年収の半分以下」が車の購入費用の目安だと言われています。

そこで手取り月収別に、購入可能な価格帯を算出してみましたので、自分の年収と照らし合わせてチェックしてみてください。

手取り収入想定年収車の予算目安
10万円の場合約120万円約60万円
15万円の場合約180万円約90万円
20万円の場合約240万円約120万円
30万円の場合約360万円約180万円
40万円の場合約480万円約240万円

【収入別】一人暮らしにおすすめな車ランキング

車種ごとに新車価格を調べ、手取り収入別に購入範囲となる車の中から、一人暮らしにおすすめな車をピックアップしてランキング付けしました。

新車価格に加え、「燃費率」「排気量」も掲載しておりますので、ガソリン代の算出や自動車税に関しても合わせて参考にしてみてください。

【手取り10~15万円】

【第1位】スズキ アルト

出典:https://www.suzuki.co.jp/car/alto/

新車価格863,500円(税込)~1,295,800円(税込)
燃費率23.4~25.8km/L
排気量0.66L

【第2位】ダイハツ ミライース

出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/

新車価格860,200円(税込)~1,372,800円(税込)
燃費率23.2~25.0km/L
排気量0.66L

【第3位】マツダ キャロル

出典:https://www.mazda.co.jp/cars/carol/?car_id=carol

新車価格863,500円(税込)~1,200,100円(税込)
燃費率24.2~25.8km/L
排気量0.66L

【手取り20万円】

【第1位】スズキ ワゴンR

出典:https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/

新車価格1,098,900円(税込)~1,544,400円(税込)
燃費率23.0~25.2km/L
排気量0.66L

【第2位】ダイハツ ムーヴ

出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/

新車価格1,199,000円(税込)~1,501,500円(税込)
燃費率18.8~20.7km/L
排気量0.66L

【第3位】ホンダ N-ワゴン

出典:https://www.honda.co.jp/N-WGN/

新車価格1,298,000円(税込)~1,827,100円(税込)
燃費率20.0~23.2km/L
排気量0.66L

【手取り30万円】

【第1位】トヨタ ヤリスクロス

出典:https://toyota.jp/yariscross/

新車価格1,798,000円(税込)~2,815,000円(税込)
燃費率18.2~30.8km/L
排気量1.5L

【第2位】トヨタ アクア

出典:https://toyota.jp/aqua/?padid=from_aqua_top_navi_top

新車価格1,818,300円(税込)~2,440,900円(税込)
燃費率27.2~29.8km/L
排気量1.5L

【第3位】日産 ノート e-POWER

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html

新車価格2,029,500円(税込)~2,504,700円(税込)
燃費率28.4~29.5km/L
排気量1.198L

【手取り40万円】

【第1位】トヨタ プリウス

出典:https://toyota.jp/prius/

新車価格2,597,000円(税込)~3,640,000円(税込)
燃費率25.4~32.1km/L
排気量1.8L

【第2位】マツダ CX-30

出典:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-30/

新車価格2,392,500円(税込)~3,713,600円(税込)
燃費率14.8~19.2km/L
排気量1.977L

【第3位】ホンダ ヴェゼル

出典:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

新車価格22,792,000円(税込)~3,298,900円(税込)
燃費率17.0~25.0km/L
排気量1.5L

一人暮らしで車を持つならカーリースがおすすめ

「生活に余裕がないけど車を持ちたい」という一人暮らしの人におすすめしたいのが「カーリース」です。

カーリースなら、車の購入に必要となってくる「初期費用」や「頭金」などといった費用が一切かからず、貯金を崩したくないという人にもおすすめ。
さらに車を持つことで負担となる「自動車税」と「車検費用」も、月額料金に含まれた金額で算出されており、維持費の節約になるのもポイントです。

リースナブル」では短期リースでも通常のローンより低価格を実現しており、例えば購入するとなれば月収40万円が目安となるトヨタのプリウスで、月額19,800 円で新車をリースで乗り始めることができます。

このように一人暮らしで収入に余裕がなく車の購入をためらっているという人でも、カーリースなら月々車にかかる費用が明確なため家計の見通しが立てやすく、安心して車を所有することが可能になります。

まとめ

今回は、収入に不安を抱えた一人暮らしの人が車を持つときのポイントやおすすめの購入方法などについて詳しく解説してきました。

「一人暮らしで生活に余裕がない」「近い将来、車が不要になる可能性がある」などといった悩みをお持ちの人におすすめしたいのが「カーリース」という車の購入方法です。

なかでもクルカのような短期のリースなら、短期リース×低価格を実現しているので、環境の変化の見通しが立てづらく長期のリースは不安が残る人にも安心のサービスとなっています。

ぜひカーリースも視野に入れ、一人暮らしでもマイカーのある新しいライフスタイルを実現してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者

carbest編集部
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