車検切れで運転したら罰金・処罰になる?車検切れの対処法も解説!
車を所有する方が数年に一回行う必要があるのが車検です。車検は毎年のことではないので、つい更新するのをうっかり忘れてしまう人も少なくありません。車検切れの車を運転しているとどんなリスクがあるのでしょうか。
今回は車検切れで運転をした場合、そもそも法律違反になるのか?罰金や罰則、対処法なども含めて徹底的に解説していきます。
車検切れで運転しているとどうなる?
そもそも車検とは、車の安全基準を証明するたびに定期的に行われているものです。車を運転している人の場合、車検の有効期限は知っていたものの、気付くと満了日を過ぎていた…。なんてこともあると思います。
車検切れの車で公道を走っている場合は「法律違反」の対象になります。公道でなければ走らせても法律違反にはならず、私有地で走る分には問題ありません。
ただし、車検切れの車を自宅に所有しているだけの場合は法律違反にはなりません。中古車販売店などで車検が切れた車が売られているのを見たことがあるのではないでしょうか。所有だけでなくあくまでも公道を走らせた場合に法律違反になる可能性があります。
他にも車検切れで自賠責保険の期限が切れている場合、物損や追突事故などを起こしてしまった場合、保険が適用できないため示談金や修理費などを自分で用意する必要があります。こういった事故は高額になるケースも多く、なかには用意できない…。なんて頭を抱えてしまうこともあるかと思います。
交通事故の被害者になってしまった時も保険が適用されなくなってしまいます。自賠責保険は車体に付けられている「車体番号」で管理されているものになるので、登録されていないと万が一のときの保険金が支払われなくなってしまうリスクもあります。
何度も車検切れや交通違反などを起こしていると、一回のミスでも「免許剥奪」になってしまうこともあり、運転できなくなるリスクについても把握しておく必要があります。
車検切れで運転した場合の罰金や罰則
車検切れの車を運転したときの罰金や罰則には以下のようなものがあります。車検切れの車に乗って公道を走った場合のリスクにはさまざまなものが考えられるので注意が必要です。
道路運送車両法
108条に該当し、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金になります。
交通違反
違反点数6点、30日間の免許停止処分に該当します。
過去に交通違反を何度も繰り返している場合、免許停止期間が90日間と長くなったり、最悪免許取り消しになることも。免停明けや違反者講習受講後の「行政処分」のあとは、点数が0点になるものの、前歴が残ってしまいます。そのため、繰り返してしまった時の行政処分や処分の内容が厳しくなります。
自動車損害賠償保障法違反
自動車損害賠償保障法第5条で定められています。自賠責保険の契約切れになっている車を公道で走らせた場合に対象になります。1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金、違反点数6点など重い処罰になることもあります。
罰金や罰則からわかるように、車検が切れていてさらに自賠責保険の未加入(期限切れ)の状態になると、罰則点が12点にもなります。さらに90日間の免許停止処分や、罰金80万円(最大)などのリスクも考えられます。
車検切れになってしまった際の対処法
ここでは車検をうっかり忘れていて期限が切れてしまった時の対処法についてご紹介をします。
仮ナンバーを発行する
各市区町村に申請して仮ナンバーを発行してもらう方法もあります。仮ナンバーを取得した数日間に限り、車検切れの車を公道で走らせることができます。仮ナンバーの状態であっても自賠責保険に加入するのは必須条件になるため、数日間の短期保険などに加入しておきます。
仮ナンバーを申請する際に、使用する目的やその期間、移動経路などのすべてを申告しそれ以外の場所や用途では使用できません。新生児に自賠責保険証や運転免許証、車検証、印鑑なども必要になります。忘れ物があると申請できなくなるので注意してください。
廃車の手続きをする
もししばらく車を使う予定がないのであれば、廃車にするのも一つの方法です。
例えば長期で入院していて車に乗る予定がないなど、車検に出す意味がないケースも考えられます。一時抹消登録を選ぶと一時的に車の所有者ではなくなりますが、後から手続きを行うことによって車の所有者を元に戻すこともできます。
永久抹消登録を選ぶと永久的に車を手放すことになるので、取り戻せなくなってしまいます。廃車にして車を解体してしまうのか、一時的な抹消登録なのかなどあなたの目的にあったものを選んでください。
引取サービスを利用する
車検を更新したいけど仕事が忙しくなかなか時間が取れない人の場合は、引取サービスを使う方法もあります。一般的な車検の場合は、自分で車を運転して移動させる必要がありますが、引取サービスの場合は、業者が自宅まで車を取りに来ます。
さらに車検を通して公道を走れるようになった車を自宅まで納車してくれるので、余計な手間がかかりません。全ての業者で対応しているわけではありませんが、車検が切れてしまった時など使える便利なサービスの一つです。
業者によってエリアを限定していることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
車を売却する
車を買い換える予定がある人の場合は、車検が切れた状態のまま売却するのをおすすめします。
実際車検に出す場合車検の費用はもちろん、仮ナンバーなど10万円以上の費用がかかることも多くどうしても負担が大きくなってしまいがちです。もうそろそろ変えようかなと思っていた車であればこれを機会に乗り換えをするのもおすすめです。
車検切れを予防するためのポイント
車検切れのリスクを少しでも軽減させる方法の一つに車検標章を車のフロントガラスに貼っている人がほとんどだと思います。貼っていてもこまめに確認するわけではありませんし、警察だって車検切れかどうか確認してはいられません。
そのため、警察と国土交通省によってマンバー自動読取装置が本格的に導入され、すぐに判定できるようになりました。この装置の導入もあり車検切れで公道を走っている場合、すぐに発見がされるようになりました。
これは通称MOTASと呼ばれる車両情報を管理している機関にナンバーの情報が送信されたあと、すぐに発見し摘発できる機能になります。もともとよりも摘発数を増やすのはもちろん、車検切れになってしまった車が公道を走るのを抑制する効果なども期待できます。
そもそも車検とは車の定期健康診断のようなものです。走行する頻度や距離が多いと部品が消耗してしまったり、経年劣化を起こしてしまうこともあります。車の場合、エンジンがかかるからOKなんてことはなく、車を万全な状態で走らせるためにも欠かせないものなのです。
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まとめ
今回は車検切れで運転をした場合の罰金や罰則、対処法などについてご紹介をさせていただきました。
車検切れの車にはさまざまなリスクがあります。法律違反はもちろん、罰金・罰則、免許剥奪などの危険性もあります。もし車検が切れてしまったときは専門の業者に依頼する必要も出てきます。
カーリースであれば定期的な車検も不要で費用も全て月額リース料金に含まれているので費用がかさむこともありません。車は欲しいけど車検が不安があるという方は、ぜひカーリースの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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carbest編集部
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