カーリース車で事故を起こした時の対処!一部破損と全部破損で解説!

カーリース車で事故を起こした時の対処!一部破損と全部破損で解説!

普段から車を運転していてドライバーが一番気を付けなくてはいけないのが交通事故です。

警視庁の交通事故統計によると昨年(平成30年)の日本の交通事故の発生件数はなんと約43万件も起こっており、いつ自分が事故の当事者になってもおかしくありません。

もしカーリース中に事故を起こしてしまった時にどのような対処をすれば良いのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回はカーリース車で事故を起こしてしまった時の対処法・事故後の解約金とリース契約についてご紹介をしていきたいと思います。

カーリース中に事故に合った時の対処方法

リース車両の場合は車の所有権はカーリース会社にありますので、車の所有権が自分にあるマイカーで事故を起こしてしまった時とは多少対処が異なります。

ここで、カーリース車で「事故を起こしてしまった場合」と「事故に巻き込まれた場合」の2つの対処方法についてご紹介をしていきます。

①リース車で事故を起こしてしまった場合

カーリース車で事故を起こしてしまった場合には、下記の流れで対応をしていきます。

  1. 車を路肩などの安全な場所に移動
  2. ハザードランプをつけて停車
  3. 警察や消防に連絡
  4. 負傷者の救護
  5. 保険会社に連絡
  6. リース会社に連絡

事故を起こした時はパニック状態で取り乱してしまうかもしれませんが、落ち着いて①〜⑥までの手順は必ず行いましょう。必ず事故を起こしてしまったということを保険会社やカーリース会社にも忘れずに報告をしてください。

②事故に巻き込まれてしまった場合

もらい事故などに巻き込まれてしまった時には、下記の流れで連絡をする必要があります。

  1. 警察や消防に連絡
  2. 保険会社に連絡
  3. リース会社に連絡

マイカーとリース車で異なるのが、事故後はリース会社へ連絡をする必要があるということです。カーリースでは車の所有権はリース会社にあるので、些細な交通事故であったとしても利用者には報告をする義務があります。

また、事故後に車に身に覚えのない「キズやスレ」を発見した場合についても必ずリース会社には報告をしましょう。

もしも報告をしないまま契約終了を迎えた場合は車の状態によって別途修理費の負担を求められることもあるので注意をしておきましょう。

事故後のリース車の修理費用について

リース車両はカーリース会社によっても異なりますが、毎月のリース料金には車の修理費用は含まれておりませんので、事故を起こしてしまった時の修理費は自己負担となります。

しかし、別途で任意保険に加入をしていた場合には、修理費用などを保険会社が負担してくれることもあります。

①一部破損

リース車が一部が壊れてしまった「一部破損」であった場合、車の修理費の負担が必要となりますがリース契約の継続には特に問題がありません。

但し、破損したリース車を修理に出す時には必ずカーリース会社へ報告をしてください。もし報告しないままでいると報告義務違反でリース契約が解除になったり、契約終了時に精算金が発生する可能性もあるので注意をしてください。

②全部破損

カーリース中の事故で一番気をつけなくてはいけないのが車の「全損事故」です。

もしリース車が走行できない程に全損状態にしてしまった場合は、強制的にリース契約が解約となってしまい不慮の事故であったとしても違約金を支払わなくてはなりません。

また、リース契約が解約にされた場合であったも残りの契約期間のリース料は全額を支払う必要があります。合わせて契約時に設定した「残価」についても事務手数料としての支払いが求められるので注意をしましょう。

この様にリース車が事故で全破状態となった場合は高額な違約金や手数料の負担が求められてしまいますので、全損事故にも備えて契約時に任意保険には加入をしておくことをおすすめします。

万が一に備えて任意保険には加入をしておこう

前述でもご紹介をしましたが、カーリースの契約をする時に万が一の備えとして「任意保険」には入っておいた方が安心です。

基本的にカーリース契約には「自賠責保険」が付いていますが、自賠責保険では対人に対する補償しかないためリース車両の物損への補償をカバーすることができません。

自賠責保険だけではリース車両の破損事故に備えるという意味では不十分ですので契約時には任意保険にもなるべく合わせて加入をしましょう。

まとめ

今回はカーリース車で事故を起こした時の対処法と解約金・リース契約についてのご紹介をさせていただきました。

特にカーリースで事故を起こして車が全損事故になってしまうと、契約も強制終了となって違約金も支払うことにもなってしまいます。仮にリース車が全部損傷ではなく一部損傷で済んだとしても車の修理費は高額になります。

そのため、カーリースを始める時には交通事故へのリスクも視野に入れて、無理のない範囲で任意保険には加入をしておきましょう。

カーリースに限らず事故は車を運転する上で必ずと言ってもいい程に身近な付き物ですので、万が一に備えた準備をしておくことで安心してカーライフを楽しむことができるでしょう。