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カーリース契約時に要チェック!残格設定と2つの精算方式について!

カーリース契約時に要チェック!残格設定と2つの精算方式について!

カーリースには、将来の下取り価格を「残価(残存価格)」として設定することで、月々の支払いを抑えられる仕組みになっています。

リース契約時にはこの残価の設定がとても重要になりますので、契約をする前に残価についてはしっかりと理解をしておきましょう。

今回はカーリース契約時の残価設定〜終了時の残価清算についての注意点も合わせてご紹介をしていきます。

残存価格とは

残存価格(残価)とは、カーリース契約時に設定するリース契約期間満了時のリース車両の予想査定価格のことです。将来の売却価格を「残価」として定めておくことで、毎月の支払いを抑えることもできます。

但し、残存価格はリース契約時に契約満了後の査定価格の保証がされていないため、契約時の残存価格の設定には注意をする必要があります。

また、残価を設定している場合の車は契約終了後に残価を支払わなければ車を自分の物にすることができません。

2つの残価清算について

カーリース契約には、リース契約満了時に残存価値と査定価格との差額を清算する「オープン・エンド方式」と清算をしない「クローズ・エンド方式」の2つの精算方式があります。

①オープン・エンド方式

オープン・エンド方式とは、リース契約終了時に残存価値と査定価格との差額を清算する方式です。

査定価格が残存価格を上回った場合にはリース会社が利用者にその差額を支払い、逆に残存価格が査定価格を下回った場合には利用者がリース会社に差額金を支払わなくてはなりません。

オープン・エンドの場合、リース会社は利用者に対して残価を公開をする必要があります。利用者は同意の上で契約時に残存価値を高めに設定することで毎月のリース料金の支払いを安く抑えることもできます。

しかし、リース契約期間が終了した後の残価清算に対する責任は利用者側が負うことになります。契約時に残価を高く設定し過ぎてしまって、リース期間満了時に差額金を支払うことにならないように注意が必要です。

②クローズエンド方式

クローズエンド方式とは、リース契約終了時に残存価値と査定価格との差額を清算をしない方式です。クローズエンドではリース会社からの残価の開示は非公開となり、オープンエンドと大きく異なるのが残価の清算の責任がリース会社側にあるということです。

残価清算の責任がリース会社にあることでリース会社は契約終了時の査定価格が残存価値を下回ってしまうリスクに備えて、クローズエンド契約では予め残価設定を低めに抑えようとする傾向があります。

また、クローズエンド契約の場合、利用者側には残価清算の責任は無いので差額金を支払う義務はありませんが、リース会社によっては以下の費用の負担が求められることがあるので注意をしましょう。

【リース会社から請求される可能性がある費用】

  • 契約走行距離の超過精算金
    (契約時の走行距離を超過した場合)
  • 車の内外装の原状回復費
    (キズ、へこみ、サビなど)
  • 利用者の過失による修理費
  • リース車の価値が減少した場合の損害費
    (事故や悪臭など)

リース契約後の選択について

リース契約満了時には清算とすると共に、リース車の「返却・買取・再リース」の3つの選択肢から選ぶことができます。

車を返却する際には契約時に設定した残価と査定価格との差額を支払うする必要がありますが、残価なしのカーリースの場合は差額を支払う必要もなく車を引取ることができます。

残存価格の設定時の注意点

残価設定から清算方式までご紹介をさせていただきましたが、ここで改めて残存価格を設定する際の注意点をまとめてご紹介をさせていただきます。

①残価の金額は保証されたものではない

前述でもご紹介をしたように、カーリース契約では満了後の残存価格は保証されていません。

残価を高く設定することで月々の利用料を安く抑えることができますが、設定した残存価格が契約終了時の査定価格を下回った場合に利用者はリース会社に差額の清算をする責任があります。

②残価にも金利はある

カーリースでは残価設定を除いた金額を月々の利用料として支払うだけではなく、残価も含めた金額に対しては金利がかかってしまいます。

残価設定がなし(0円)のカーリースもある

基本的にカーリースには残価設定がありますが、一部のリース会社では個人向けカーリースで残価設定なしの契約があります。

残価設定ない(0円)のカーリースではリース契約終了後に残価清算のリスクを負うこともなく、新しい車に乗り換えることができます。

また、残価なし(0円)の設定なので車の走行距離や原状回復によってリース会社から請求を求められることがありません。残価設定がない契約の方がリース期間中も不安を抱える心配もなくカーライフを楽しむことができます。

とにかく安く利用したい人は残存設定が高いクルカがおすすめ!

毎月のリース料金の支払いを抑えて車に乗りたいという人は、残存価格が高く設定されているリース会社を利用することで料金も安く抑えることができます。「新車リース クルカ」はカーリースの中でも特におすすめのサービスです!

どのくらいクルカの料金が安いのか人気車種であるトヨタのアルファードを例に簡単にご紹介していきます。

月額料金(定額)
クルカ39,800円(税別)
リース会社A41,000円(税別)
リース会社B81,864円(税別)

上記の通りにクルカでば新車アルファードを最も安くリースすることが可能です。リース会社A社とは約1,200円くらいしか料金が変わりませんが、リース期間は3年間ありますので約43,200円(36ヶ月分)も節約することができます。

月額料金だけ見ると少ししか変わらないと思われるかもしれませんが、この差はデカイですよね!

その他にリース会社によってオプションなどの違いもありますので、アルファードのリース比較についてもっと詳しく知りたいという方は下記の記事も参考にしてみてください。

まとめ

今回はカーリース契約時の残価設定についてご紹介をさせていただきました。

カーリースではこの残価設定があることによってお得に車に乗ることができますが、将来の査定価格が下回った場合の差額金や走行距離超過・車の原状回復などの清算のリスクがあるということについて理解をした上で契約をするようにしましょう。

また、毎月のリース料金を安くしようとするあまりに残価を高く設定し過ぎないように注意をして、適切な残存設定と無理のないリース料金の支払いでご自身の生活スタイルに合ったカーリースを始めましょう。

この記事の執筆者

carbest編集部
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