ムーヴキャンバスってどんな車?おすすめのグレードも徹底解説!
2016年にダイハツからリリースされた軽ワゴン車の「ムーヴキャンバス」は、ポップで可愛い印象のツートンカラーが特徴的な自動車です。
丸みを帯びたヘッドライトやレトロなグリルのデザインは、落ち着いた雰囲気を演出し、女性だけでなく幅広い層から人気を集めています。
デザイン性はもちろん「便利さでも、長く愛着の持てるクルマ」をコンセプトに作られており、荷物をたくさん収納できる「置きラクボックス」や、最先端の安全装置である「スマートアシストⅢ」が搭載されているのも注目すべきポイントです。
今回はムーヴキャンバスの仕様や装備からおすすめのグレード、最新情報まで解説していきます。特徴を把握して、ご自身の車選びに役立ててください。
ムーヴキャンバスの仕様・装備
ここでは、ムーヴキャンバスの仕様や装備について説明していきます。
ムーヴキャンバスの仕様は下記の表の通りです。
全長×全幅×全高 | 3,395 × 1,475 × 1,655mm |
---|---|
車重 | 910~970キロ |
ホイールベース | 2,455mm |
搭載エンジン | 直列3気筒660cc + マイルドハイブリッド |
燃費 | 2WD車 28.6km / L(JC08モード) |
トランスミッション | D-CVT |
駆動方式 | FF / 4WD |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
ムーヴキャンバスの装備は下記の通りです。
運転をサポートする主な装備
- 軽自動車で初の「ステアリング連動ヘッドランプ」
- 車両を上から見下ろしたような映像をモニターで確認できる「パノラマモニター」
- 後方シート下には、収納ができる「置き楽ボックス」
- 先進運転支援装備「スマートアシストⅢ」
パノラマモニターは、運転に自信が無い方でも安心して駐車ができる機能で、「車両を上から見下ろしたような映像」をモニターで確認できます。
また、スマートアシストⅢは、車両の前方と後方に搭載されているので、誤発進による事故を未然に防いでくれます。
ムーヴキャンバスは、安心して運転ができるような安全機能が備わっているので、運転が苦手な方からも人気を集めているのが特徴です。
ムーヴキャンバスのグレード
初心者や運転が不慣れな方にとってもおすすめの軽自動車であるムーヴキャンバスは、大きく分けて「L “SA Ⅲ”」「X “SA Ⅲ”」「G “SA Ⅲ”」の3つのグレードがあります。
さらに、エクステリアに専用装備がある「メイクアップ リミテッド」と「ブラックインテリア リミテッド」の2種類も追加されています。
ここからは、これらのグレードの特徴と、おすすめのグレードについて解説していきます。
それぞれの特徴から、自分に合った1台を選んでいきましょう。
L “SA Ⅲ”
L “SA Ⅲ”は、必要最低限の機能が備わった「標準グレード」の車。
フロントドアにはUVカットガラス、ヘッドライトにはマルチリフレクターハロゲンヘッドランプ、シートやインパネはオフホワイトで、その他はシックなブラックの色味が特徴です。
エンジンキーは差し込み式で、エアコンはマニュアル式なので、標準的な軽自動車と言えます。
ただ、ムーヴキャンパスの醍醐味であるツートンカラーは選択できず、モノトーンのみ。パワースライドドアも設定されていないのが他のグレードとの違いですよ。
X “SA Ⅲ”
X “SA Ⅲ”は「中位のグレード」です。
左右両方にパワースライドドアが装備されており、小さなお子さんや力の弱い方でも簡単に操作できます。また、半ドア時には自動でドアを締めてくれるスライドドアイージークローザーも左右に装備されており、万が一の事故を未然に防いでくれるのが嬉しいポイント。
このグレードから、ムーヴキャンパスの特徴であるツートンカラーの選択もできますよ。運転席シートリフターやチルトステアリングも装備されているので小柄な女性でも運転しやすいのが特徴です。
主な仕様としては「助手席のインパネトレイ」「フルオートエアコン」「プッシュボタンスタート」「キーフリーシステム」「オートライト」などの機能が備わっています。
L “SA Ⅲ”との価格さはおそよ15万円程度。
ムーヴキャンバスのデザイン性と、しっかりとした機能が備わっているグレードです。
G “SA Ⅲ”
G “SA Ⅲ”は「上位グレード」の車です。
X “SA Ⅲ”の装備に加えて「LEDヘッドライト」「フロントドアのスーパーUV & IRカットガラス」「自発光式大型3眼センサーメーター(タコメーター)」「スーパークリーンエアフィルター」などが追加されています。
リアシートの左右には、引き出し状態での利用や、中敷きを持ちあげてバスケットのように使用できる「置きラクボックス」が配置されており、荷物を安定して置くのにとても便利。運転席から楽に手が届く範囲に荷物が置けるのが人気のポイントです。
これらの3種類が基本的なグレードですが、ムーヴキャンバスには、エクステリアやインテリアに大きく手を加えた「メイクアップリミテッド」と「プラックインテリアリミテッド」もあります。
どちらもX “SA Ⅲ”、G “SA Ⅲ”に設定が可能で、通常では置きラクボックスが設置されていないX “SA Ⅲ”にも「メイクアップリミテッド」「ブラックインテリアリミテッド」を選択することで装備できるのが特徴ですよ。
メイクアップ リミテッド
メイクアップリミテッドでは、ボディカラーに合わせてインテリアアクセントカラーが設定できるオプションです。基本カラーであるオフホワイト×ブラックに加えて、インパネトレイや助手席のカップホルダー、ドアアームレストに車体に近い色が加わり、ポップで可愛らしい雰囲気を演出してくれます。
ボディカラーによって、インテリアアクセントは下記のように変わります。
ボディカラー | インテリアアクセントカラー |
---|---|
ファインミントメタリック / パールホワイトⅢ×ファインミントメタリック | ファインミント |
ブルーミングピンクメタリック / パールホワイトⅢ×ブルーミングメタリック | ミストピンク |
その他のカラー | マイルドモカ |
エクステリアは、フロント・リア・サイドの「メッキバンパーモール」「メッキドアアウターハンドル」「メッキリング付きのLEDフォグランプ」「クリアクリスタルを使用したリヤコンビネーションランプ」が装備。
ふんだんにメッキ加飾が使用されており、エクステリアの質感を高めてくれます。
足回りには「キャンパスのエンブレム」が付いた14インチ2トーンカラードフルホイールキャップを採用しており、よりデザイン性の可愛らしさに磨きがかかっています。
ブラックインテリア リミテッド
ブラックインテリアリミテッドは、通常オフホワイト×ブラックのシートが「ブラック×ダークグレー」になっているもの。引き締まった高級感のある印象を与えられるのが特徴です。
専用のフルファブリックシートを使用しており、「ドアトリム」や「助手席のオープンカップホルダー」「インパネトレイ」などの色もブラックで統一されます。
さらに、メッキオーナメント・シルバー加飾付きの革巻きステアリングホイールや、シルバー加飾リングのついたオーディオパネルは、可愛らしさと言うよりも「スポーティーなイメージ」をもたらせてくれます。
また、ブラックインテリアリミテッドには、「D assist切替ステアリングスイッチ」が搭載されており、「D」レンジの時にスイッチを入れるとエンジンの回転数が上がり、スムーズな加速と心地よい走りを体感できるのが嬉しいポイントです。
ムーヴキャンパスのおすすめのグレード
ムーヴキャンパスには大きく分けて3種類、そして内装などが豪華になる2種類のグレードがありました。では、最もおすすめのグレードはどれなのでしょうか。
ムーヴキャンパスの魅力である「ツートンカラー」は、通常グレードのL “SA Ⅲ”では選択できませんので、デザインに全くこだわりのない方はL “SA Ⅲ”が最も安くなります。
上位グレードのG“SA Ⅲ”にしか実装されていない機能もありますが、ムーヴキャンパスのデザイン性や可愛さを最大限に活かしたいなら、中位グレードのX “SA Ⅲ”にメイクアップリミテッドを追加するのが良いでしょう。
そうすることで、ボディカラーだけでなくインテリアカラーも華やかになり、置きラクボックスも付属されるので、「実用性と見た目の両方を兼ね備えたスタイル」に仕上がりますよ。
車にクールで高級感あふれるデザインを求めるなら「X “SA Ⅲ”×ブラックインテリアリミテッド」も人気を集めております。ムーヴキャンパスの可愛らしさとは打って変わった「カッコいい雰囲気」が味わえます。
このようにどんなシーンでムーヴキャンバスを乗りこなしたいのかを意識しながらグレードを選ぶことをおすすめします。
ムーヴキャンバスの車両価格
ムーヴキャンバスの車体価格は「X“SA III”」の2WD(FF)であれば 1,430,000円。4WDであれば1,556,500円、「G“SA III”」の2WD(FF)であれば1,518,000円。4WDなら1,644,500円となっています。
中古の相場は540,000円~1,950,000円ほどで、グレードやカスタム状況によって値段に大きく幅が見られました。
ムーヴキャンバスのマイナーチェンジ情報
ムーヴキャンバスは、2020年末ごろにマイナーチェンジされるという情報がありましたが、実際には特別仕様車の追加が発表されただけでした。
2021年にもマイナーチェンジの予想がされていましたが、ベースとなる「ムーヴ」のフルモデルチェンジが予定されているだけで、マイナーチェンジの情報はありません。
そのためムーヴキャンバスは、マイナーチェンジされず「ムーヴのフルモデルチェンジの後にフルモデルチェンジされる」可能性が高いでしょう。
ムーヴキャンバスの最新2022年のモデルチェンジ情報
2016年に追加されたムーヴシリーズの中でも人気を誇る「ムーヴキャンバス」ですが2022年以降に、新型ムーヴキャンバスのフルモデルチェンジが行われそうです。
詳細は不明ですが、ADAS対応や衝突安全性能の向上、軽量化やマイルドハイブリッドなども期待されており、新しいモデルが楽しみですね。
生産終了についても噂がありますが、ダイハツの公式サイトでの発表はありませんでした。いずれは生産終了の可能性もありますが、今のところは問題ないでしょう。
ムーヴキャンバスのメリット・デメリット
デザイン面や機能面で申し分ないムーヴキャンバスですが、全てにおいて良い部分だけではありません。
ここでは、実際にムーヴキャンバスを使用しているユーザーからの口コミを参考に、メリットとデメリットについて紹介していきます。
購入する前の貴重な意見として参考にしてくださいね。
ムーヴキャンバスのメリット
ムーヴキャンバスのメリットは、何と言ってもデザインです。個性的なボディと可愛らしいツートンカラーは、他のどの軽自動車にもなく個性的であることが人気。
荷物が多い移動時にも「助手席シートアンダートレイ」や「置きラクボックス」があるので、収納スペースに困りません。
前席の座り心地はとても良く、運転席からフロントウィンドウまでの距離があるので「開放感を味わえる」設計になっているのも嬉しいポイントです。
そして「スマートアシストⅢ」は、ペダルの踏み間違えによる事故を防いでくれる「誤発信抑制機能」が前後に備わっており、他の軽自動車ではあまりないありがたい機能があるのがメリットです。
ムーヴキャンバスのメリットまとめ
- 他車の軽自動車にはない個性的なデザイン。
- 座り心地が良く、フロントウィンドウからの距離があるので開放感がある。
- 「助手席シートアンダートレイ」や「置きラクボックス」など、収納スペースが十分に用意されている。
- ペダルの踏み間違えによる事故を防ぐ「誤発進抑制機能」が前後に備わっている「スマートアシストⅢ」。
ムーヴキャンバスのデメリット
ムーヴキャンバスのデメリットは、可愛らしいデザイン性が故に、男性が乗るのに若干の抵抗があることです。もちろん外装を気にしない方もいますが、車好きな男性であると少しためらいがあるそうです。
また、ムーヴキャンバスの特徴として「センサーメーター方式」が採用されていますが、背丈によっては、スピードメーターを確認する際「視線を左に向ける」必要があり、前方への注意が反れてしまう可能性があります。
後部座席のクッションも、前席に比べると薄いので「乗り心地が少し劣る」といったデメリットもあげられていました。
ムーヴキャンバスのデメリットまとめ
- 女性向けにデザインされているので、男性が乗るには少し抵抗がある。
- センサーメーター方式の欠点として、スピードメーター確認の際に視線を左に向ける必要がある。
- ・後ろの席のクッションが前の席より薄く、乗り心地が劣る。
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まとめ
今回はムーヴキャンパスについて解説してきました。他の車にはない「個性的で可愛らしいデザイン」が多くの女性から支持されていました。
安全性の高い「スマートアシストⅢ」や、上から車を見下ろしたような映像が見れる「パノラマモニター」が搭載されているので、運転が苦手な方でも安心して使えるのは魅力的ですね。
収納機能抜群の「置きラクボックス」も、荷物が多い方には嬉しいポイント。
一括購入やローン購入よりもお得なカーリースで、魅力がたっぷり詰まったムーヴキャンバスを手に入れてくださいね。
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